コマンドプロンプトやパワーシェルの作業ディレクトリは「 cd 」 コマンドで移動することができます。
しかし階層が深く入力が面倒であったり、共有ネットワーク上にあり「 cd 」コマンドでは移動できない場合があります。
そこで今回はコマンドプロンプトを指定したフォルダーの場所で開く方法を調べました。
通常の起動方法
まず初めに通常のコマンドプロンプトやパワーシェルの開き方を次に示します。(Windows10の場合)
コマンドプロンプトの起動
- スタートメニュー → Windowsシステムツール → コマンドプロンプト
- 「Windowsキー + R」 ファイル名を指定して起動 → 「 cmd 」入力 → OK
Windows Power Shellの起動
- スタートメニュー → Windows PowerShell → Windows PowerShell
- 「Windowsキー + R」 ファイル名を指定して起動 → 「 cmd 」入力 → OK
目的のフォルダーで開く
上記の方法でコマンドプロンプトやPowerShell を開き、「 cd 」コマンドで目的のディレクトリに移動することもできます。
しかしディレクトリの階層が深い場合や共有ネットワーク上のディレクトリだと移動が少し面倒ですので、目的の場所でコマンドプロンプトやPowerShellが開く方法を次に示します。
方法は次の通りです。
- 目的のフォルダーをエクスプローラー上で開く。
- フォルダー上で「Shift キー + 右クリック」
- 「PowerShellウィンドウをここで開く」を選択
「PowerShellウィンドウをここで開く」を選択すれば、作業ディレクトリが目的のフォルダになった状態のPowershellが起動します。
環境によっては「PowerShellウィンドウをここで開く」ではなく、「コマンドウィンドウをここで開く」の場合もあります。
その場合にはPowerShellではなくコマンドプロンプトが起動されます。
ショートカットから開く
またコマンドプロンプトやPowerShellのショートカットがある場合、起動時の作業ディレクトリを指定することができます。
方法は次の通りです。
- ショートカットを右クリック
- プロパティを開く
- 「作業フォルダー」に開きたい場所をしていする
- 適用
コマンドプロンプトの場合でも同様に、プロパティの作業フォルダーから起動時のフォルダーを変更できます。
まとめ
- 作業ディレクトリを指定して起動したい場合は、指定したいフォルダーで「Shiftキー + 右クリック」
- PowerShellショートカットの「作業フォルダ」で起動時のディレクトリを指定できる。